• 関西全域
  • 最短即日

大阪・奈良・兵庫・和歌山・京都
不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃なら福家(ふくや)

お気軽にご相談ください!

0120-520-0420120-520-042 年中無休9:00~19:00
コラム

コラム

遺品整理

亡くなった人の布団はどうする?使う?処分方法5選と供養方法

亡くなった人の布団はどうする?使う?処分方法5選と供養方法

故人が使っていた布団を見ると、多くの思い出がよみがえり、簡単には処分できないと感じる人も多いでしょう。しかし、風水や仏教の考え方では、故人の布団をそのまま使うのは避けたほうが良いとされています。処分する際には、自治体回収や業者依頼のほか、供養をしてから手放す方法もあります。

当記事では、亡くなった人の布団をどう扱うべきか、具体的な処分方法と心を込めた対応のポイントを紹介します。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 故人が使っていた布団の扱い方や処分方法に困っている方
  • そのまま使っていいのか、処分したほうが良いのか迷っている方
  • 遺品整理の一環として布団を処分したいものの、適切な方法が分からない方

亡くなった人の布団はどうする?使える?

亡くなった人の布団は見た目がきれいであっても、そのまま使用するのは避けたほうが良いとされています。風水の考えでは、故人が使っていた布団には「陰の気」が宿り、部屋の運気を下げるとされています。特に、病床で長く使用していた布団は、空間全体のエネルギーが定住する原因になると言われています。

また、仏教では「物にも魂が宿る」とされ、故人が日常的に使っていた布団にもその人の気配が残ると考えられます。そのため、ただのゴミとして捨てるのではなく、お焚き上げなどの供養を通して丁寧に処分することが望ましいでしょう。最近では、遺品整理業者が寺院と提携し、合同供養を行うサービスも増えています。

布団は故人との思い出が深く残る品の一つです。無理にすぐ手放す必要はなく、気持ちの整理がついてから供養やリサイクルを選ぶことで、心の区切りをつけやすくなります。

亡くなった人の布団の処分方法

亡くなった人の布団の処分方法

亡くなった人の布団を処分する方法は、捨てる量や自分で動ける範囲によって選択が変わります。少量であれば自治体の回収に出せるものの、大量の場合や遺品整理を兼ねる場合には、専門業者への依頼が必要です。ここでは、主な布団の処分方法を紹介します。

自治体に回収してもらう

亡くなった人の布団は自治体に回収してもらえます。具体的には粗大ゴミとして出す方法と可燃ゴミとして出す方法があり、それぞれ自治体のルールに沿って処分することが大切です。

■粗大ゴミとして出す場合

多くの自治体では、布団は粗大ごみ扱いとなります。事前に電話やインターネットで申し込み、指定の料金を支払って「粗大ごみ処理券」を購入し、布団に貼り付けて出します。回収日当日は朝までに指定場所へ出す必要があり、料金はおおむね300〜800円程度が目安です。自分でごみ処理場に持ち込むことも可能ですが、予約や運搬の手間がかかります。

■可燃ゴミとして出す場合

布団を細かく切って一辺30cm未満にすれば、可燃ごみとして出すことも可能です。費用はかかりませんが、羽毛や綿が舞いやすいため、養生テープなどでしっかりまとめてから袋に入れましょう。手間はかかりますが、費用を抑えたい場合におすすめの方法です。

不用品回収業者に依頼する

安全かつ手間なく布団を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。電話やインターネットで日時を予約すれば、自宅まで訪問して回収してくれます。重たい布団を運び出す必要がなく、他の寝具や家具もまとめて引き取ってもらえるのが大きなメリットです。

一方で、自治体に回収してもらうのに比べて費用がかかるのがデメリットです。布団1枚ならそこまで費用はかかりませんが、量が多いと料金が上がる上に、出張費や人件費が加算されることもあります。そのため、許可証などの有無を確認し、見積もりをとって料金体系がしっかりとしている業社を選びましょう。

遺品整理業者に依頼する

布団含め、亡くなった人の遺品も一緒に整理したい場合は、遺品整理業者がおすすめです。遺品整理業者は、個人の思い出の品を丁寧に仕分けしながら、不要なものを回収・処分してくれる専門業者です。葬儀や手続きに忙しい時期でも、短期間で整理を終わらせてくれます。

依頼時には、遺族と相談しながら「残すもの」と「処分するもの」を選別できるため、精神的な負担を軽減できます。布団の他にも、衣類・家具・家電・貴金属など幅広い品目に対応している業者も多く、供養付きプランを選べば故人の布団をお焚き上げしてもらうことも可能です。時間・体力・気持ちの負担を減らしたい人にとって、遺品整理業者は最も安心できる選択肢と言えるでしょう。

支援団体に寄付する

布団の状態が良い場合は、支援団体への寄付という手もあります。一口に寄付と言っても、地元の方に譲ったり、羽毛回収のサービスを利用したりなど方法はさまざまです。また、国内外のNPO法人やボランティア団体、震災被災者、海外難民支援などで布団や寝具の寄付を受け付けている場合もあります。

寄付を行う際は、事前に団体の公式サイトなどで「受け入れ条件」や「送料負担の有無」を確認しましょう。団体によっては、布団のサイズや素材(羽毛・羊毛など)に制限がある場合もあります。クリーニング済みの布団を寄付すれば、衛生面でも安心して使ってもらえます。処分費用をかけずに故人の布団を社会貢献につなげたい人にとって、支援団体への寄付は有意義な方法です。

布団供養専門業者に依頼する

布団を手放す方法の中には、布団供養専門業者へ依頼するという手もあります。業者が提携寺院に布団を持参し、僧侶による御霊抜きやお焚き上げを行うサービスです。個別供養の場合は1万〜2万円程度、合同供養の場合は3,000〜8,000円程度かかり、証明書を発行してくれるところもあります。費用はかかりますが、弔いの気持ちを形にしたい人におすすめの処分方法です。

業者によってはインターネットから申し込むこともできる上、申し込みから宅配回収まで対応しているため自宅にいながら供養が完結します。

亡くなった人の布団を処分するときのポイント

亡くなった人の布団を処分するときのポイント

故人が使っていた布団を処分する際、「そのまま捨てるのは忍びない」と感じる人も多いでしょう。そのような場合は、供養をしてから処分する方法がおすすめです。神社やお寺では、僧侶や神職によるお焚き上げや御霊抜きを行い、故人の魂を丁寧に鎮めてもらえます。

また、遺品整理業者や布団供養専門業者に依頼すれば、自宅まで布団を引き取り、提携先の寺院で供養してもらうことも可能です。業者によって合同供養や個別供養など、希望に合わせた形式を選べる点も安心です。どの方法を選ぶ場合でも、感謝の気持ちを込めて手放すことが大切です。故人の安らぎを願いながら、心を込めて処分を進めましょう。

まとめ

人が使っていた布団を処分する際には、気持ちの整理とともに供養を検討することが大切です。見た目がきれいでもそのまま使うのは避け、神社やお寺でお焚き上げや御霊抜きをしてもらうと安心です。

また、遺品整理業者や布団供養専門業者に依頼すれば、自宅から布団を引き取り、提携寺院で供養してもらうことも可能です。業者によっては個別供養や合同供養など、希望に合わせた方法を選べる点も魅力です。いずれの場合も、故人への感謝の気持ちを込めて手放すことで、心の区切りをつけることができるでしょう。