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遺品整理

遺品整理で捨ててはいけないもの10選 – 捨ててしまったときの対処法

遺品整理で捨ててはいけないもの10選-捨ててしまったときの対処法

遺品整理は気持ちの整理と同時に、多くの大切なものを扱う繊細な作業です。焦って作業を進めてしまうと、相続に必要な書類や財産的価値のある品、かけがえのない思い出の品まで処分してしまう危険があります。一度捨ててしまった物は取り戻せない場合も多く、後悔や親族間のトラブルにつながる恐れがあります。

当記事では、遺品整理で捨ててはいけない代表的なものを具体的に紹介し、間違って処分しないための工夫や守り方を解説します。遺品整理を安心して進めるために、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 遺品整理を控えていて、何を残すべきか迷っている方
  • 思い出の品をどう扱えばよいか悩んでいる方
  • 遺品整理の方法を学び、後悔なく作業を進めたい方

遺品整理で捨ててはいけないもの

遺品整理で捨ててはいけないもの

遺品整理では、焦って闇雲に物を捨てるのは危険です。必要書類や相続に関わる財産を捨てれば、税務申告の漏れや分配のトラブルにつながります。レンタル品を誤って処分すれば弁償が必要になり、思い出の品を失えば二度と取り戻せなくなってしまいます。骨董品や貴金属など、価値ある遺品を見過ごして捨てれば大きな損失にもつながってしまうでしょう・

捨ててしまうリスクを避けるため、遺品整理では「捨ててはいけないもの」を正しく理解し、丁寧に確認して進めることが大切です。

遺言書

遺言書は、故人の財産分与や意志を明確に示す法的効力のある書類です。公正証書遺言・自筆証書遺言・秘密証書遺言のいずれも、遺産分割に大きな影響を与えます。特に自筆証書遺言は封筒やノートに紛れて見落とされやすく、処分してしまうと故人の意志を無視した分割が進み、相続トラブルの原因になります。

意図的に破棄すると刑法上の罪に問われる可能性もあるため、細心の注意が必要です。開封には家庭裁判所での検認が必要な場合もあるため、専門家へ相談しながら慎重に扱うことが求められます。

遺産分与で必要なもの

遺産分割には現金や通帳、不動産関連の権利証や登記簿、有価証券・投資信託などの資産が欠かせません。これらを誤って処分すると、財産の全容が把握できず、相続協議や相続税申告が滞る恐れがあります。さらに、借入金やローンの明細も「負の財産」として相続の判断材料になるため、軽視は禁物です。自動車の車検証や保険証券なども名義変更や保険金請求に必要となるため、重要書類として保管しておきましょう。処分に迷う場合は専門家へ相談し、必ず内容を確認してから整理することが大切です。

契約書・借用書・債務に関する書類

契約書や借用書、ローンの明細書などは、財産だけでなく故人の債務状況を確認するために欠かせません。借金がある場合は、相続放棄や限定承認の判断に必要となるため、安易に破棄してはなりません。

また、故人が他者に貸していた場合の貸付契約書や返済記録も債権として相続の対象になります。これらを捨ててしまうと、本来受け取れるはずの財産を失う可能性もあります。契約関係の書類は種類が多く、重要性の判断が難しいケースもあるため、見つけた段階ではすぐに処分せず、必ず保管して専門家に確認することをおすすめします。

身分証明書

身分証明書は、役所での各種手続きや契約解約などに必要となるため、誤って捨ててはいけません。健康保険証・運転免許証・マイナンバーカードのほか、年金手帳や年金証書も重要です。年金関連の書類を処分してしまうと、支給停止や返還手続きに余計な時間と労力がかかる恐れがあります。

また、公共料金の領収書やクレジットカードも、未払い請求や解約手続きに役立ちます。故人宛ての手紙や年賀状も人間関係を把握する手がかりになるため、一定期間は必ず保管しておきましょう。

仕事関係の書類

故人の仕事関係の書類は、契約内容や取引記録などが含まれている場合があり、安易に処分すると思わぬトラブルに発展する可能性があります。たとえば未払いの給与や退職金、未精算の経費、取引先との契約事項などは、会社や関係先との調整が必要になることもあります。うっかり破棄してしまうと、故人の権利が失われたり、逆に損害賠償を求められる事態にもなりかねません。

不要かどうかの判断は遺族だけで行わず、勤務先や関係先に確認が取れるまでは保管しておくことが安心です。

デジタル遺品

デジタル遺品とは、PCやスマートフォンなどの機器に残されたデータやアカウントのことを指します。写真や動画などの思い出だけでなく、ネット証券・暗号資産・オンライン銀行など、財産的価値を持つデータも含まれるため、捨ててしまうと大きな損失につながります。多くのサービスはIDやパスワードがなければ手続きできないため、ログイン情報を確認することが重要です。

また、デジタル遺品はプライバシー性も高いため、処理する際には故人の遺志や遺言書、エンディングノートの内容を確認しながら、慎重に対応する必要があります。

思い出の品

故人の写真・手紙・日記・愛用品などの思い出の品は、相続財産としての価値はなくても、家族にとってかけがえのない存在です。処分してしまうと二度と取り戻せず、後々強い後悔を抱くことになりかねません。

特にアルバムや趣味の品、子どもの成長記録などは、家族の歴史を感じられる大切な遺産です。整理の際は不要に思えても、ひとまず残しておき、気持ちの整理がついてから改めて判断するとよいでしょう。処分する場合も、写真をデータ化するなど記録を残す方法をとるのがおすすめです。

返却する必要のあるもの

医療機器や介護用品、レンタル品などは返却が必要です。誤って廃棄してしまうと、弁償や追加費用を請求されるリスクがあります。たとえば、病院や介護サービスからレンタルしていたベッド・車椅子、携帯電話やインターネット回線のレンタル機器などが代表例です。

中にはリース契約が続いているケースもあり、放置すると契約上のトラブルに発展します。返却物はリスト化して、契約先へ確認した上で対応しましょう。捨てる前に「返却が必要かどうか」を必ず調べることが大切です。

売却価値があるもの

故人が残した品の中には、骨董品・美術品・貴金属・ブランド品・時計・切手や古銭など、市場価値の高いものが含まれていることがあります。知識がないまま廃棄すると、大きな損失につながる可能性があります。

また、趣味のコレクションや限定品などは、専門店やオークションで高値がつくケースもあります。売却すれば相続財産の一部として換金でき、遺産分割や相続税の納付資金に充てることも可能です。価値が判断できないものは専門家に鑑定を依頼し、不要なら売却、必要なら保管と整理していくとよいでしょう。

故人が所有していた自宅や倉庫、貸金庫などの鍵は、重要な遺品です。誤って処分してしまうと、相続手続きや残された財産の確認がスムーズに進まなくなるだけでなく、場合によっては鍵の交換や解錠作業が必要となり、高額な費用が発生する恐れがあります。特に貸金庫の鍵や車の鍵は、財産の確認や名義変更に欠かせません。

合鍵やスペアキーも見落としがちですが、後々必要になることが多いため要注意です。整理の際には、どの鍵がどの場所や物に対応するのかを家族で共有し、ラベルを付けるなどして管理すると安心です。

遺品整理で捨ててはいけないものを守る方法

遺品整理で捨ててはいけないものを守るときは、以下のような方法を行いましょう。

  • 遺言書を最初に確認する
  • 捨ててはいけないものをリスト化する
  • 思い出の品は上限を決めて保管する
  • 写真はデータ化して保存する
  • 先祖の品は親族で話し合う

遺品整理では、重要な書類や思い出の品を誤って処分しない工夫が必要です。特に遺言書やエンディングノートの確認は必須であり、事前の話し合いも有効です。データ化やリストアップを取り入れることで、管理負担を減らしつつ大切な品を適切に残すことができます。

遺品整理で捨ててはいけないものを捨ててしまったときの対処法

遺品整理で捨ててはいけないものを捨ててしまったときの対処法

重要書類や高価な物を捨ててしまった場合は、回収業者や発行元に早急に連絡し、再発行手続きを検討します。思い出の品を誤って処分した場合は、親族や友人に同様の品が残っていないか確認し、写真や映像で思い出を補う方法もあります。

また、デジタル遺品を削除した場合は、データ復旧サービスや専門家への相談が有効です。いずれも慌てず冷静に対処することが大切で、困難な場合は専門家へ相談することで解決につながる可能性があります。

まとめ

遺品整理では、遺言書や重要書類、財産関連の資料、思い出の品など捨ててはいけないものが多く存在します。捨ててしまうと相続の手続きが大変になるなどトラブルが起こるか脳性もあるため、まずはリスト化やデータ化、親族と話し合いなどをして、誤って処分するリスクを減らしましょう。

万が一大切な物を捨ててしまった場合でも、回収や再発行、データ復旧などの対処法があります。専門家に相談することで解決できるケースも多いため、慌てず冷静に対応しましょう。